ウイルスの寿命とタミフルで熱が下がらない時の対処法

 毎年寒くなって乾燥してくると猛威を振るうインフルエンザ、これにかかるとだいたい2日ほどで高熱を発します。身体のあちこちに強い痛みが出て、倦怠感を覚え、寝込む、というのがだいたいのパターンでしょう。そこへ現れる強い味方がタミフルです。
 インフルエンザと聞くとタミフル、というほど強く結びついているこの2つですが、実はタミフルにはインフルエンザウイルスそのものをやっつけたり、熱を下げたりする働きはありません。ウイルスの増殖を抑えることによって、インフルエンザの症状を軽減するのです。ですからタミフルを飲んでも熱が下がらないということはありますし、逆に飲んだからと言って下がるというわけでもありません。
 インフルエンザの場合、ウイルスの寿命は人の体内に入ってからだいたい7日から長くても10日ほどと言われています。ですからその期間を過ぎればウイルスは活動を止めるわけで病気も治る、という計算になるわけですが、恐ろしいのはその間にインフルエンザ脳症などの合併症を引き起こした場合です。ですので、やはり発症したらなるべく早い時期にタミフルのような抗ウイルス薬を飲んでおく必要があると言えます。
 また、タミフルを飲んでも熱が下がらない場合、熱が下がらないからと言って解熱剤を服用することはお勧めできません。熱は身体がウイルスを退治するために出している防御反応で、むやみに下げてしまうと、熱は下がってもウイルスの活動は活発になってしまう恐れがあります。ちょっとぐらいの高熱でしたら慌てず騒がず安静にして、じっとウイルスの寿命がつきるのを待つのが賢明でしょう。
 なお、ウイルスの寿命は身体の外に出ても何かに付着して半日から数日は続きます。症状が治まっても少しの間は手洗いなど徹底しましょう。正しい処置でイヤなインフルエンザに打ち勝ちましょう。

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